読んでもすぐ忘れる

本を読んでも、内容をすぐ忘れてしまいます。子どもを産んでから、ますますひどくなりました。読んだ記録とその時の気持ちの記録。

世界が終わるとき貴方はどこで誰とすごしますか?

Twitterでゲラ読みした書店員さんが

大絶賛していた小説。

 

『滅びの前のシャングリラ』を

読み終わってすこし経ちました。

 

ふふ。

案の定、忘れてるよ…

あの時感じた感想がだいぶ

ふわっとしか思い出せませんが

覚えてるだけでも書いておこうと思います。

 

 

ちなみに、あまりに絶賛されているので初回限定盤特典のイスパハンも手に入れてます。こちらも読了済みです。

 

 

昨年(ん?今年?)の本屋大賞も受賞された

凪良ゆうさんは実ははじめましてでした。

 

まだ本屋大賞の作品も読んでいません。

とてもいいお話らしく、本屋大賞受賞作品も絶賛されているのでそのうち読もうと思っているのですが、今作を読んでもしかしたら私には合わないかもしれないなとも感じています。

 

 

 

『滅びの前のシャングリラ』は

1ヶ月後に地球に巨大な隕石が落ちて、

人類はほぼ壊滅することが確定した世界。

 

登場人物たちのほとんどは、

巨大隕石が落ちてくる前から

それぞれの理由で孤独や後悔を抱えていて

なんなら明日がこなければいいのにと考えています。でも本当に明日が来なくなる時に、自分が心の底からやりたいことと向き合い、もう少しだけ生きてみたいと思えるようになるお話でした。

 

 

この世界が破滅する時、

手元に残るものはなんだろう?

きっとお金に価値はないし、

文明が発達したものは

役に立たない可能性が高い。

 

スマホは使い物にならないかもしれないし、

ましてや電気もつかないかもしれない。

お風呂には入れるだろうか?

きっと、今ある普通は

すべてなくなってしまうだろう。

 


そんな世界で、

本当に手元に残る幸せってなに?

 

 

 

その答えを差し出してくれるのが、

この本でした。

 

 

本屋さんたちは

ゲラ読みの段階で

大絶賛していて

 

私も期待を胸にこの本を読みました。

 

 

 

読んだ後、

とても怖くなりました。

 

 

私はきっと

こんな風には

幸せを見つけることは

できないとおもったから。

 

 

 

最後の瞬間まで

私らしく生きていることは

きっと出来なくて

搾取されて絶望して

死んでしまう未来しか見えなくて

 

 

強くなければ

生き残れない世界で

私はきっと生きていけない。

 

死ぬ時は誰のそばで死にたいか

なんてものはなく、

 

私は私が死んでも

生きて幸せでいて欲しい人しか

そばに居ない。

 

生きていて欲しい。

だからすごく怖くなりました。

 

 

 

 

 

きっとこんなことを

差し出すための本では

無いと思います。

 

いろんな人の感想をみたが

みんなすごく感動していたり

大切な物語だと感じているようでした。

 

受け取り方を

きっと私は間違えているのだと思います。

 

 

誰かにとって

優しい物語が

自分にとっては

牙を剥くことがあるんですね。

 

 

また、違う機会に読んだら

違う感想を持つのかもしれません。

 

 

いつかまた

読み直したいかな。

 

 

 

これを書いていて

思い出したのですが、

 

漫画の『7SEEDs』は

その人類滅亡の先を描いた漫画で

とても面白かったので

 

 

ここでオススメしときます。

 

 

難関は虫がたくさん出てくること。

虫苦手勢は、頑張って読み飛ばしてほしい…